日本腕相撲協会の腕相撲とは   THE ARM SPORTS 腕相撲

肘固定式腕相撲 肘固定式腕相撲 肘固定式腕相撲
 腕相撲の種類
 誰しも、少なくとも一度は、腕相撲をした記憶があると思います。それは、上の写真にあるように、休み時間の教室の机で、また、飲み会の座興などで、遊びとして位置づけられた「腕相撲」であった事でしょう。その時の腕相撲は、肘は動かすな、手首は最後まで曲げてはならない、体重はかけてはダメなどと様々暗黙のルールがあり、実は腕「相撲」というよりは、腕「倒し」といった、力が強いものが必ず勝つ単なる力くらべだったのです。

 この「肘固定式腕倒し」を、安全性と全身運動として機能するルールをそなえ、肘が台面上を自由に動く事によって、スピード感あふれる、まったく新しい「競技」にまでしたのが、「日本腕相撲協会の腕相撲」なのです。

(※上は、いづれも昔から行われている肘固定式腕相撲の参考資料)

 日本腕相撲協会の腕相撲は

 ココが
 違う!
土俵(腕相撲台)面上から外に出たり浮かない限り、肘は、自由に移動する事が出来る。
手の甲が、土俵面に付くまで勝敗を決しない。故に@最後まで力を出し切る事が出来る。A劣勢になっても挽回する機会が十分与えられる。
「四十八手」に及ぶ多彩な技を有す。

 日本腕相撲協会の腕相撲は
即ち
上半身の動きに合わせ、足・腰も前後左右に素早く動かし、下半身もしっかり踏ん張る「全身運動」である。
技とスピードが生きる腕相撲であるため、力の弱い者でも、強い者に勝つ事が出来るのである。

 日本腕相撲協会の理念は
 N U K

日本腕相撲協会章
本協会は、勝負にこだわり勝つことを目的としたものではなく、そこに至るまでの「過程」そのものに重きを置き、身体の鍛錬のみならず「質実剛健の精神の持主」を志す、心身育成のスポーツ団体である。
本協会腕相撲は、礼を重んじ、相手を尊敬し、自己完成の場であることを本協会員は理解し、これを実践するものである。
本協会員は、親睦を旨とし、人の和を忘れず、協調、友好を是とするものである。



 日本腕相撲協会長 からのご挨拶
日本腕相撲協会長 山本哲也
 一般的に「腕相撲」と聞くと、ただの「力比べ」・「体の大きい者が勝つ」と思っている方が多く、「どうせ勝てないからやらない」といった声をよく耳にします。
 最近では、ほとんどの競技が体重別になってしまい、「小よく大を制す」というものは、聞かれなくなりました。
 本協会の基本は、無差別です(「イベント」として体重別選手権も行いますが)。なぜならば、本協会の腕相撲は、「勝ち負けは論ぜず」、あくまでも「勝つことは目標」であって「目的ではない」からであります。
 勝つことが目的になってしまうと、どんなスポーツであっても、勝てなくなると面白くなくなり、やめてしまう方が多くいます。これでは生涯スポーツとして楽しめなくなってしまいます。
 「継続は力なり」 続けることに意味があるのです。続けていくその中で、質実剛健の精神の持主・自己を完成する場として、当協会がお役に立てればと思っております。
 私が目標とし、尊敬する本協会創設者 山本 哲先生は、生涯現役を貫き、それは「守られた達人」ではなく、「いつでも戦える現役の達人」でありました。その境地に到達する為、また自己完成の為、私も会員と共に日々鍛錬し、切磋琢磨しております。
 手を握り合う事、これほど平和的なスポーツが他にあるでしょうか。
 生涯スポーツとしての「腕相撲」をこれからも一人でも多くの皆様に、ご紹介出来ることを、心から願って止みません。
         
      日本腕相撲協会長  山本哲也
 


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